代表 山田知果より皆様へ

電子回路教室｢ひらぼ｣は、息子がお世話になるというご縁から、私立小学校の『放課後学習・特別教室』として始まりました。
｢できた！｣という子供たちのきらきらとした表情は何よりも私たちのエネルギーになっています。
スタートから3年が経ち、おかげさまで2018年4月からは定期開催されることとなりました。

幼いころから指先をしっかりと使うトレーニングをしないと滑らかに道具をつかえる手にはなりませんし、小さな失敗を繰り返さなければ想像力も育たず、応用力や急所を意識した対応力も発揮できません。
それらは、家庭の生活で多くを経験するもの、という固定観念があった私ですが、今の時代はそうもいかないことを思い知ることとなりました。

当社に新入社員を迎えるにあたって入社前研修などをいたしますと、大変優秀な大学生であるにもかかわらず、ハサミや道具がうまく使えない・想像力がない・応用力が低い、などといった驚くべき欠点に遭遇いたします。
それもそのはず、社会生活においてはさまざまなものが便利になり、丁寧に細かく手を加えなくても出来てしまうことが増えました。
私たち大人もあたりまえのように便利な世の中に、慣れてしまっていますね。

このままでは手先も大きな動きしかできなくなり、脳もゆっくり生活してしまい、思考ものんびりしてしまい、人は信じられないほど早く老いてしまうのではないか、そのような危機も感じずにはいられなくなりました。
小さなころから指先をたくさん使わせることの大切さを改めていま痛感している次第です。

シニアクラスをやってみようと思い立った目的は、私自身も自身の家族を見ていても、これから歳を重ねていきながら「いつまでも３本の指が使えるようにしておかなくちゃ」ということです。
お箸を持つ、鉛筆を持つ、調理をする、ボタンや紐など衣服の着脱に必要な力など、それらはどれも｢親指、人差し指、中指｣この３つの指の力が強いことに左右されます。

時にはお茶をいただきながら、お喋りしながら、お気軽にお遊び気分でいかがですか？
折り紙遊びのような感覚でも十分できる内容になっております。
できるかしら、と不安に思われることなく、まずはどうぞお越しください。
どなたでも「私にもできる！」と感じることができる「大人のおけいこ」を目指したい、と思っております。
みなさまにお会いできますことを楽しみにいたしております♪